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by meme2006

無人島生活~滞在4日目の報告~

中学生の頃、「出来もしないのに、出来るとか言うんじゃありません」とかよく注意を受けていました。きっと当時の僕は、一度発したり、聞いたりする言葉が本当はどういう意味を持つのかかみたいな言葉に対するイメージがあまりしっかりしていなかったんだと思います。だから、言葉を軽く考えてしまって、色々な失敗をしてしまう機会が多かったのです。

その悪性は今も大して変わっていなくて、この日もそんな言葉のイメージ化の甘さを感じてしまう日でありました。


元日のこの日は、前日に夜更かしをしていたのにも関わらず、9時起床する。いつものように頭が覚めず、あきらかに血圧が低空飛行を続けているようだったので、元気を出そうと散歩しようと思う。外は、前日からの粉雪がまだ降り続いていて冷たく、気温も0度に近いんじゃないかと思うぐらい寒かった。空気がしんと張りつめているのは心地が良い。だけど、寒いのは基本嫌いなので、やっぱり散歩はやめようと思い、部屋にもどる。

部屋に戻って、前日から続けていた日本全国のまちづくりについての調査をネットと天龍村の役場で以前もらった資料を基に行ことにした。(これについては後日詳しく書きます)

それから、途中に休憩をいれたりしていて、気づいたら午後6時くらいになっていた。すると、朝も昼もまともにご飯を食べていなかったこともあり、胃が炭水化物をもとめて暴動をはじめた。「武士はくわねど、高楊枝」という言葉を知らぬか!といってみたものの。おめえの先祖は百姓だろう!といわれ、言葉に詰まり、なくなく近くの商店に行くことを決意する。丁度、灯油も切れていたしまぁいいか・・・。

そして、5分ほど歩き商店「東京堂」に到着。到着すると入り口に「謹賀新年。本日休業」の文字を見つける。他の店はどうだろうと思い、商店街歩くとすべての店に「謹賀新年。本日休業」の紙が貼ってある。まさかと思い、ガソリンスタンドに行ってみると、やはり「謹賀新年。本日休業」の紙が・・・。

やべぇ。そう思い、最後の頼みの伊藤さんの家へ行く。すると、留守らしく人気がない。

やむなく、部屋に戻り、空腹を紛らわすべく、残りの食材を確認する。しかし、何もない。もうあきらめようかと思ったが、胃の暴動が静まる兆しはない。遂にシュプレヒコールまで始まってしまう始末だった。


窓の外は暗くなり、粉雪は、目には見えくなってしまった。しかし、体感によってその存在の大きさがわかる。寒さと空腹。遭難とかしたことないけど、そんな気分になる。「片山右京もこんな感じだったのかな」と、こんな不謹慎なことまで思ってしまう。

はじめ、「かき入れ時の正月になんという堕落だ、あり得ない」という商店への不満も、リアルな現実をうけとめざるをえない状況に、「もっと商店の営業日とか調べとくんだったー」という後悔の念に変わっていく。

えーん。えーん。

そんな感じで、日付をまたぐ。

とりあえず温かいものでも飲もうと思い、自販機に行き、「ホットミルク紅茶」のボタンを押す。すると、チャラチャラチャラ~という音が聞こえる。突然の幻聴に一瞬、頭が真っ白になる。しかし、「7777」という電光表示によって事態を飲み込む。

そして、「あぁ、神様っているんだなぁ」と思いながら、「金のおしるこ」のボタンを押した。



次の日、兼宗さんに前日のことを話すと「この村にはコンビニがないっていったことあったろ。その言葉の本当の意味わかっただろ。」と言われる。

天龍村について下級生に説明するとき、「最寄りのコンビニまで15kmくらいあるよ」とよくいう。過疎の村をイメージしやすいと思うので使うのだが、どうやら僕はその言葉の意味することをしっかりイメージできていなかったようである。過疎の村とは、都会では当たり前な商業活動が困難になってしまい、下手したら生活者は、食べることや温かい部屋の中で生活することが出来なくなってしまう。過疎の村とはそんな具体的なことであったのだ。

兼宗さんの言葉によって、初めて気づく。

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4日目はそんな感じでした。はい。(一部5日目に入っちゃたけど)

川津
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by meme2006 | 2010-01-04 04:21